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四国のビーチギャル
秋の訪れとともに風物詩ともなったMJ出版の「ビーチギャル」である。
全編カラーで要は素人グラビアアイドル八百五十人大集合だ。
熟読した私は一つの疑惑を抱かざる得ない。
厚生労働省によると戦後日本人の体格は欧米人並みに近づいていると常に発表されているが、この雑誌の八百五十人についてはその統計は当てはまらないように見受けられる。
その証明のため毎年購入して研究した結果、過去五年間については体型の顕著な変化は見受けられないという結論が導かれた。
雑誌に出ているグラビアアイドルという人種が如何に選び抜かれた女のエリートか実感した。
人は常に容姿に惑わされ支配されている。その支配を断ち切る事が出来てもここに出てるネーちゃん達は・・・・・・・・・。
一口コメントを見ていると揃いも揃ってアホの集団である。多分そのネーちゃんの横には輪をかけたアホなニーちゃんが控えているのだろう。
大体万国共通の統計では美人は1%らしい。
その通りで八人程度の美人は掲載されている。しかし他はヒドイ。その上バカである。
綾歌郡在住 飲食業勤務 欲しい車マジェスタ 趣味なし コメント マジあつーい
解読不明の絵文字やら刺青やらヤマンバやら珍獣オンパレードだ。
恐い事に何年かするとこいつ等は母親になり、増殖を続けるのだ。嗚呼日本に未来はない。
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ゴルフ練習場で考えた
今日も来ました今日も来た。
一日ノルマ五百発を消化する為ひたすら打つ。休憩してたらサモアの怪人とのゴルフ決戦を思い出した。
彼のフォームはかなりの変則である。
変則といってもイチローのようなシャープさとは無縁で落合的な泥臭い変則フォームだ。
まず体は正面を向いているが下半身は左に向いている。
ドライバーはゆっくり振り上げるのは基本的だがゼンマイ仕掛けの人形のようにぎこちない。
頂点まで上げられたクラブは一気に振り下ろされボールと衝突する。
俗に言うナイスショットの時、大概の人は澄んだ金属音を響かせるがサモアの場合は濁った非常に大きい音がする。
変形したであろうボールは左隣のコース目がけて飛んでいく。キャディさんは危険を知らせようと声を出そうとした瞬間、
ボールは見えない壁に弾かれたようにこちらに戻ってきた。
そしてフェアウェイ中央にポトリと落ちた。何とイヤラシイ球筋であろうか。打った本人そのままのイヤラシサである。
特にそんなタマなのに誰よりも飛距離を出していた日にゃもう大変である。
飛距離の出ない私は特に彼の餌食になりやすい。
そして嬉しそうに言うのだ。「あれ?何でいつも僕の後ろにいるんですか?」
思いっきり彼の頭目がけて打ち込んでやりたい衝動に駆られるが、いかんせん そんな技はないので苛ついたまま次には必ずミスショットをしてしまう。
それを見て笑う怪人もミスショット。二人揃ってグリーンに上がる頃には足の指まで使って数えている。
嗚呼 この野郎 お前のせいだ。
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今週の読書「パンツァータクティクル」
表紙をお見せしただけでは何の本か分からないだろう。
実はこれドイツ軍の総合教則本である。
軍隊とは 分かりやすく師団単位でいうと一万人以上の人で構成された集団である。
この内、戦闘部隊は六割 非戦闘部隊四割の比率だ。
意外と非戦闘部隊の比率が高いのに注目される。これは大陸内の部隊の場合で、海を越えた戦場の場合(例ベトナム戦争)の場合は戦闘部隊一割非戦闘部隊九割という
比率にもなる。
主に軍隊とは一つの町で兵站業務が重きを占める。食料 弾薬 医薬品 人間が必要とされるすべての物が迅速に補給されないと
たちまち士気は低下し負けとなる。この本は兵站業務のあれこれや、戦場でのカモフラージュ等ドイツ人的几帳面さで記載されている。
東はモスクワ 南はカイロまで軍を進めたドイツ軍の強さの秘密がここにある。
振り返って我大日本帝国軍は補給は無視(現地調達)装備は旧式なおかつ弾薬些少
太平洋戦争においては戦場で敵弾に倒れた兵より圧倒的に病気や飢えで倒れた兵が多いという体たらく。
これではいくら精神を強要してもせん無いことである。
大戦中の有名な「欲しがりません勝つまでは」という標語は実は第一次世界大戦時におけるドイツ国内向けの標語を日本語訳したものである。
ドイツはその時、物資の不足が国民を嫌戦気分にさせ前線の兵士の士気を奪う事を学んだ。
だから前線には食料を決まった量届け、一定期間戦場で過ごした者には休暇を与えた。
であるから自軍の三倍以上の敵と戦い続ける事が出来たのだ。
これは現代社会にも通じることではないだろうか。
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